デスク日誌(10/15):いい季節

 車の点検のついでに周辺を散歩した。上り坂を進むと、秋の里山の風景。大通りからわずか15分ほどで高原を思わせる清涼な空気に包まれた。さすが地名に山が付く山形市だ。

 道端のドングリ、民家前で揺れるコスモス、いがが目立つ栗の木、柿…。小さな畑には葉を広げたサトイモ。伸びた緑色の茎もおいしそうで、干して芋がらを作った先人の知恵に共感する。郷土名物の芋煮汁、芋がらが入る納豆汁など頭の中は食欲の秋だ。

 改めて軽運動を心掛けたきっかけは「もう雪囲いを始めなきゃ」という村山市の農家の一言。ハッとした。10月でも残暑かと思った変な今年だが、雪国の冬支度は待ったなし。いい季節を逃す手はない。総支局記者の旺盛な出稿などに応えるべく文字通り机にかじり付く日が多い身ゆえ、寒くなる前に体力づくりを、と慌てているわけだ。

 衆院選の日程もバタバタと決まり、社内の連絡調整や外部の会議が続く。全力疾走のアスリート気分の日々だが、息が上がるだけで筋肉はつかない。清気と運動でリフレッシュしながら有権者へ判断材料を提供しよう。(山形総局長 松田佐世子)

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