東北楽天、打線振るわず 滝中5敗目

8回東北楽天1死一塁、二ゴロで併殺に倒れた山崎剛(左)。右奥は西武の今井(鹿野智裕撮影)

 東北楽天は打線が振るわず2連敗。0-2の四回に島内の20号ソロで1点を返したが、五回以降はわずか1安打に終わった。

 先発滝中は7回2失点(自責点1)と試合をつくったものの、援護に恵まれず5敗目を喫した。八回には2番手森原が山川に21号3ランを浴びて突き放された。

 西武は2連勝。1失点完投の先発今井が5年目で自己最多の8勝目を挙げた。

▽勝 今井24試合8勝7敗
▽敗 滝中19試合9勝5敗
▽本塁打 島内20号(1)(今井)山川21号(3)(森原)

2番手森原、痛恨の3ラン被弾

 東北楽天打線は西武の先発今井に手玉に取られた。得点は島内のソロによる1点止まりで、屈辱的な4安打完投を許した。石井監督は「球の能力はリーグトップクラスの投手。いい投球をされた」と脱帽するしかなかった。

 立ち上がりから四球を出すなど制球が不安定な右腕を攻めあぐねた。一回は1死一塁、二回は1死一、二塁で後続が併殺に倒れ、波に乗せてしまった。五~七回は簡単に三者凡退に終わり、八回は1死一塁で山崎剛が二ゴロ併殺に仕留められた。

 今季はこれまで4度対戦し、2勝1敗、20回1/3で15得点と決して相性は悪くなかった。だが、150キロを超える直球を軸にテンポ良くストライクゾーンに投げ込まれ、最後まで相手のペースを崩せなかった。

 試合は七回まで1点差の接戦だっただけに、八回の3失点も痛かった。2番手森原が2死一、二塁で山川(富士大出)に3ランを被弾。逆転への機運が一気にしぼみ、指揮官は「球種が少ない投手なのでストライクゾーンを広げながら勝負をしないといけなかった」と苦い表情を浮かべた。

 シーズンは残り9試合。首位オリックス、優勝マジックが点灯中のロッテが勝ち星を積み重ねる中で、これ以上の連敗は許されない。
(佐々木智也)

島内20号、生え抜き選手で初

4回東北楽天1死、島内が左中間に20号ソロを放つ=2021年10月15日、楽天生命パーク宮城

 東北楽天の島内が球団生え抜き選手で初となるシーズン20本塁打に到達した。「100打点よりもあと1本、ホームランを打ちたい」と目標にしていただけに、約2週間ぶりのアーチに「うれしいですね」と率直な喜びがあふれた。

 0-2の四回1死、今井の外角チェンジアップに体勢を崩されながらも「うまく反応して打つことができた」。振り抜いたバットで放った打球は高々と舞い上がり左中間席へ飛び込んだ。力強くダイヤモンドを一周し、チームメートと笑顔でグータッチを交わした。

 雪の積もる今年1月の仙台。自主トレーニングを公開した際、プロ10年目の抱負を問われてきっぱりと答えた。「ことしはキャリアハイを目指して体を鍛えたい」。野心を胸に土台を固め、主軸としてここまで132試合に出場。リーグトップの93打点とともに、本塁打も自己最多を更新し続ける。「最後まで気合を入れていきたい」と堂々とシーズンを完走する決意だ。
(斎藤雄一)

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