東北楽天、零封リレー 島内2戦連発の21号

東北楽天先発の岸。7回無失点の好投で9勝目を挙げた(坂本秀明撮影)

 東北楽天は投打がかみ合い連敗を2で止めた。

 打線は一回、島内の2ランで先制し、五回には浅村の犠飛でリードを広げた。先発岸は三塁を踏ませぬ好投で7回無失点で9勝目。八回からは継投で無失点に抑え、九回を締めた宋家豪が5セーブ目を挙げた。

 西武は連勝が2で止まった。先発浜屋が踏ん張り切れず五回途中3失点で降板。打線は八回1死満塁などの好機で一打を欠いた。

▽勝 岸24試合9勝9敗
▽S 宋家豪60試合3勝3敗5S
▽敗 浜屋8試合1勝6敗
▽本 島内21号(2)(浜屋)

チームの窮地救う好投

 東北楽天の先発岸が暗雲を振り払った。2連敗で迎えた一戦で7回無失点と好投し、チームの窮地を救った。「(シーズン)最後の大事なところで、こういう投球ができて良かった」。試合中も降り続いた雨や寒さにも勝利を託された重圧にも負けなかった。

 立ち上がりは投球の感覚に戸惑った。試合前のブルペンは「調子が良すぎて怖かった」と言うほどの仕上がりだったが、試合になると思うように球を操れなかった。「一番困ったのはギン(捕手の炭谷)だと思う。コントロールができない中でうまくリードしてくれた」。直球、カーブ、チェンジアップの各球種を内外角に投げ分け、丁寧に打ち取っていった。

 五回のピンチも炭谷とあうんの呼吸で切り抜けた。2死一、二塁で、源田を3球目の高め直球で空振り三振に仕留めた。「ギンも変化球を拾われるのは嫌だったと自分は受け取り、真っすぐを思い切り投げ込んだ」と勝負どころを振り返った。

 この日の登板で、ここ2年届かなかった規定投球回に到達。3年ぶり9度目の2桁勝利に王手をかけた。「今日みたいな展開で自分にもチームにも勝ちが付く最高のパターンができればいい」。今季最終登板と見込まれる次週、節目の勝利をつかみ取る。
(佐々木智也)

「いい感じで打てた」

 東北楽天の島内が、2試合連発となる21号先制2ランを放った。一回2死一塁、1ボール2ストライクから、外角高め142キロの直球を逆らわずにたたいて左翼席へ運んだ。「真っすぐは意識していなかったが、いい感じで打てた」と振り返る。

 この一発でリーグトップの95打点目。100打点の大台を目前に「そこを目指して頑張りたい」と力強い。打点2位のレアード(ロッテ)とは6打点差。初タイトル獲得も近づいてきている。「(取れるか)まだ分からないが、最後までしっかり試合に出られるようにやっていきたい」と気持ちを引き締めた。

1回東北楽天2死一塁、左越えに2点本塁打を放ち、大喜びでホームインする島内。捕手岡田=2021年10月16日、楽天生命パーク宮城(佐藤将史撮影)
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