避難所への幼児受け入れ、課題考える 名取高で「むすび塾」

高校生たちが避難所開設時の幼児の受け入れ準備などについて意見を出し合った

 河北新報社は16日、通算103回目の巡回ワークショップ「むすび塾」を宮城県岩沼市の名取高で開いた。同校は岩沼市の避難所に指定されている。家庭クラブ4人と生徒会役員2人の生徒計6人が、避難所開設で幼児たちが訪れた際に高校生ができることなどを、助言者2人と話し合った。

 東北大災害科学国際研究所プロジェクト講師の保田真理さん(65)と岩沼市西保育所主任保育士の吉田真由美さん(49)が助言者を務めた。参加者は最初に、東日本大震災や2019年の台風19号豪雨の体験や教訓を出し合い、共有した。

 家庭クラブはこれまで西保育所を訪れ、幼児と交流を続けてきた。災害が起きたとき、幼児たちが校舎に避難してくることを知り、受け入れ準備が必要だと把握。本年度は学校の備蓄品や水道設備を確認したり、保育所を訪問して心配事や要望を聞き取る調査に取り組んだりしている。

 生徒たちは「トイレが大人用のため幼児が使えない」「おむつ替えのできるトイレが1カ所しかない」といった校内の課題を指摘。解決策として幼児用便座や、おむつ替え用部屋の用意などを提案した。

 吉田さんは「子どものことを考えてくれてうれしい」と感謝。避難所での過ごし方について「手遊びや歌、身近なものでできる遊びで子どもは十分喜ぶ」と助言した。保田さんは「皆さんが勉強したことが、次の代に語り継がれるように記録を残してほしい」と述べた。

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