デスク日誌(10/17):称 賛

 弊紙の「東日本大震災10年」報道が本年度の新聞協会賞に選ばれた。7日朝刊に「向き合い 伝え続ける」と題した1ページ特集があり、主に取材現場の思いが紹介されていた。

 関連して称賛を贈りたい仕事がある。紙面レイアウト全般を担当し、編集の要となった整理部の記者たちだ。昨年度は部の一員としてメンバーたちの奮闘をつぶさに見てきた。部内の震災特集班、原発漂流班を中心に昨年夏から今年春まで長丁場の作業だった。

 かつて協会賞の部門審査を経験したことがある。やはり紙面は見た目も大事というのが実感。見出しの字体や連載記事の体裁、シリーズに共通した色使い…。震災特集班を軸に試行錯誤を重ねた成果も、受賞に貢献していると感じる。

 思い起こすと、仕事を抱える余り体調を崩しそうになった人がいたり、家族に大変なことがあったのに夜は作業してくれる人がいたり。引き立て役に徹し出稿部の意気込みに応えた。

 7日の特集には3月11日朝刊の紙面をはじめ、主な連載企画が縮小サイズで載っていた。いずれも知恵を絞って作り上げた労作。努力の結晶は色あせない。
(論説副委員長 吉岡政道)

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