東北楽天、終盤の反撃及ばず競り負ける

5回西武2死二塁、中村に左越え2点本塁打を浴び汗をぬぐう東北楽天先発の田中将(坂本秀明撮影)

 東北楽天は終盤の反撃が及ばず競り負けた。

 0-6の七回に山崎剛が4号3ランを放ち、九回は暴投と押し出し四球で1点差に迫ったが、あと一本が出なかった。先発田中将は五回途中5失点で8敗目。四回に川越の適時打で先制を許し、五回に源田の適時二塁打や中村の18号2ランなどで4点を奪われた。

 西武は先発渡辺が6回無失点の好投で4勝目。打線も11安打と活発だった。

▽勝 渡辺17試合4勝4敗
▽S 森脇42試合3勝1S
▽敗 田中将22試合4勝8敗
▽本塁打 中村18号(2)(田中将)山崎剛4号(3)(水上)

田中将、こらえ切れず 中村の一発に沈む

 東北楽天の田中将が崩れた。五回未満で降板するのも、イニングを投げ切れなかったのも今季初めてだ。「結果が全て。こういう投球になってしまい悔しい」。試合をつくれなかった責任を受け止めた。

 豪快な一発でとどめを刺された。0-3の五回2死二塁で、打席には西武の4番中村。これ以上リードを広げられたくない場面で、1ボール2ストライクからのスライダーが浮いた。完璧に捉えられた打球が左中間席で弾む。交代を告げられても表情は変えなかったが、ベンチに戻るとグラブをたたきつけた。

 調子はそれほど良くはなかった。投球の軸になる直球の球速表示は普段より2、3キロ遅い。「何とか踏ん張って、球数がかさんでも零点に抑えればいいという気持ちでいた」。カットボール、スライダー、スプリットを内外角の低めに集め、慎重に攻めた。55球を要して三回まではしのいだが、打順が1巡するとこらえ切れなくなった。

 シーズン8敗は2007年のルーキーイヤーから2年連続で喫した7敗を上回り、日本でのワースト記録。自身の登板日にチームが勝ったのは東京五輪前の7月13日までさかのぼる。「何とかいい形で締めくくれるように、気持ちと体を整えてマウンドに立ちたい」と背番号18。レギュラーシーズンでの先発が見込まれるのはあと一回。このままでは終われない。
(斎藤雄一)

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