河北抄(10/18):新型コロナのワクチン接種は3回目が早けれ…

 新型コロナのワクチン接種は3回目が早ければ12月にも始まる。1回打った割合は7割、2回目は6割を超えた。11月には希望者全員の接種を終え、政府は医療従事者らから取り掛かるという。

 自前のワクチンがなく、接種体制は急ごしらえ。お寒いワクチン事情を国内外にさらし、「これでも先進国か」と批判されたのはことし春のこと。国は「よくぞここまで進んだ」と胸を張るが、ワクチンに守られない人を忘れてないか。

 「脳疾患を患い、めまいやだるさが抜けない。後遺症が心配でワクチンを打てない」と小欄の知人男性(62)。「取り残されるのか」と不安も口にする。

 政府は「ワクチン・検査パッケージ」の活用に積極的だ。飲食店などに入る際、ワクチンの接種済証かPCR検査の陰性証明を提示する仕組みだ。

 ワクチンは無料だが検査は有料。陰性証明は検査から72時間以内など期限がある。「陰性証明を更新しなければ、仲間と食事に行っても自分だけ入店を断られるのか。ひどい差別だ」。男性は経済活動の再開を浮かない気分で眺めている。

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