日本クラシックバレエの先駆者、東勇作に感謝 松山バレエ団が墓参

 今年、舞踏歴70年を迎えた森下洋子さん(72)が理事長・団長を務める松山バレエ団(東京)の団員約60人が18日、団の草創期に教えを受けた仙台市出身のバレエダンサー東勇作(1910~71年)の菩提寺である若林区の冷源寺を訪れ、恩師への感謝と今後の精進を誓った。

 同バレエ団の墓参は約20年ぶりで19、20日の仙台公演に合わせて実施。墓前で森下さんは「東先生が築いた礎のおかげで、私たちは今も舞台を続けることができる」と謝辞を述べた。

 若手団員は「白鳥の湖」の一場面を披露。森下さんの夫でバレエ団の清水哲太郎総代表(73)は「東先生から物事の本質を追求する精神を学んだ」と語った。

 東は旧制仙台二中を卒業後、上京してロシアのダンサーに師事。戦前に自らのバレエ団を結成して活動を続け、終戦直後の1946年には「白鳥の湖」を日本で初演するなど、日本のクラシックバレエの先駆者として活躍した。

 松山バレエ団創設者の松山樹子(1923~2021年)は戦前、東が主宰するバレエ団で活躍。48年に松山バレエ団を結成して後に東を指導者に迎え、生涯独身だった東を亡くなるまで支えた。

東勇作の墓前で感謝のポーズを取る松山バレエ団の団員ら=仙台市若林区の冷源寺
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