新型コロナウイルス下の衆院選(31日投開票)で、東北各地の選挙運動が様変わりしている。「密」を生んで批判されることを危惧し、街頭演説では動員見送りが主流となった。クラスター(感染者集団)の発生を防ぐため、集会所の使用を避ける動きも進む。
「思ったよりも集まってしまった」。公示の19日に仙台市中心部であった宮城1区の自民党前議員の第一声。約200人の聴衆を前に、党県連幹部が複雑な表情を浮かべた。
動員はせず、支援者らが自主的に集ったという。市内はコロナの新規感染者が1桁やゼロの日が続くが、密への市民の警戒感は強い。幹部は「人が集まり過ぎると候補者の印象が悪くなる。密の様子が(ツイッターなどで)拡散でもしたらマイナスだ」と心配する。
人を集めない代わりに、人が自然と集まる場所に赴くなど、各陣営は工夫を凝らす。
20日に宮城、福島両県入りした立憲民主党の枝野幸男代表の街頭演説は、計7カ所中4カ所が常に人出のあるスーパーマーケットの前。宮城2区の自民前議員も19、20日はドラッグストアやスーパー周辺を精力的に回った。
宮城1区の立民前議員は、酒店の駐車場で数人と意見交換する座談会を計画している。陣営幹部は「屋外で少人数なら感染の恐れは少ない」と強調する。
小規模な集会所を使う個人演説会も回数が激減しそうだが、選挙期間中に一度も開かないことを決めた陣営がある一方、開きたい候補者との温度差に悩む陣営も出てきた。
宮城県内のある自民前議員は新規感染者数が落ち着いたとして、当初は前回の4分の1程度とした集会所での演説会を「増やして」とスタッフに指示。だが、演説会を取り仕切る地方議員の一人は「万が一、クラスターが発生したら、責任は自分たちが全て負う羽目になる。誰もやりたがらない」と明かす。
福島4区の立民前議員は集会所の利用に見切りをつけ、昨年の米大統領選で登場した「ドライブイン形式」の演説会を導入。200台以上駐車できる会津若松市の多目的広場にスピーカーを置き、車に乗った有権者にクラクションで応えてもらう演説会を予定する。
前議員は「コロナ下で集会を率先して開くのは政治家としていかがなものかと思う」と話す。
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