島内、打点王射程 生え抜き初の3桁到達も目前

96打点で打点王争いのトップに立つ島内。3桁の大台まであと一息だ

 東北楽天の島内がパ・リーグ最多の96打点を稼ぎ、球団では山崎武司(2007年)以来2人目の打点王を射程に捉えている。リーグ戦は残り4試合で、2位レアード(ロッテ)に6差をつける。球団史上3人目、生え抜き選手で初の100打点到達も視野に入る。「そこを目指して頑張りたい」と言う4番のバットに気迫がこもる。

 

頼れる4番気負いなし

 島内は今季、開幕から137試合に出場。6月にリーグ最速で50打点に到達して以降、打点王レースのトップを走り続けてきた。自己最多を7本上回るチームトップの21本塁打を放ち、打線をけん引している。

 昨季までの自己最多打点は19年の57だった。プロ10年目で迎えた今季の飛躍は、3番を打つ浅村の高い出塁率に加え、島内自身の確かな選球眼に支えられている。

 93四球、出塁率3割8分3厘はともにキャリアハイだ。「本塁打が増えている分、四球も増えているのかな」と島内は言う。相手バッテリーの厳しい攻めに遭いながらも、甘い球は逃さない。カウント別に挙げた打点をみると、ノーストライクが32、1ストライクが34、2ストライクが30。初球でも追い込まれていても、好球必打で仕留める。

 タイトルの筆頭候補となっても気負いはなく、普段のユーモアを忘れない。打席での心構えは「打てないのは当たり前。凡退した時こそ堂々とベンチに帰る」。得点圏では「プレッシャーがかかるので、自分を捨てるようにしている。正直、名前も変えたいくらい。でも、親からもらったものなので申し訳ない」とおどける。

 打点王獲得か100打点到達の暁には、球団が記念グッズを販売する方向だ。要望するのは、約100足をコレクションしているほど大好きなスニーカー。特別な一足を世に生むためにも、ラストスパートに入る。
(斎藤雄一)

パ・打点
(21日)
(1)島内(楽)96
(2)レアード(ロ)90
(3)杉本(オ)83
(4)柳田(ソ)80
(5)中村(西)74
(6)マーティン(ロ)73
(7)吉田正(オ)72
(8)栗原(ソ)71
(9)近藤(日)66
(9)山川(西)66

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