東北楽天11度目の零敗 好投の田中将、9敗目

7回オリックス2死一、三塁、紅林に右前適時打を許した東北楽天の田中将(高橋諒撮影)

 東北楽天は今季11度目の零敗で2連敗。

 先発田中将は8回2失点(自責点1)の力投も及ばず9敗目を喫した。九回は2番手ブセニッツが2ランスクイズを決められた。打線は散発4安打と振るわなかった。二、六回は得点圏に走者を進めたものの、つながらなかった。

 オリックスは2連勝で首位に浮上。先発山本は完封で15連勝を飾り18勝目を挙げた。

▽勝 山本26試合18勝5敗
▽敗 田中将23試合4勝9敗

後半戦はついに勝ち星つかめず

 東北楽天の田中将はレギュラーシーズン最後の登板でも運がなかった。オリックス山本との投げ合いは、8回2失点(自責点1)。「いろいろなことを含めて一番良かった」と満足感はあったものの、打線の援護がなく9敗目を喫した。後半戦はついに勝ち星をつかめなかった。

 闘争心をむき出しにした。この日の登場曲に「あとひとつ」を選択。日本一に輝いた2013年の日本シリーズ第7戦以来となる勝負曲で必勝を期した。立ち上がりから内外角への制球、変化球の切れが抜群。四回まで危なげなく1安打に抑えた。

 だが、五回に痛恨の先制点を許した。2死二塁で紅林にボールゾーンに落ちる変化球を拾われ、三遊間をゴロでしぶとく抜かれた。七回も2死一、三塁から再び紅林に痛打を浴びた。内角高めの直球で詰まらせたが、右前へ落ちるポテンヒット。全力で突っ込んだ右翼手岡島のグラブはわずかに届かなかった。右腕は「ツキがなかった」と肩を落とした。

 米大リーグから8年ぶりに復帰した今季は4勝にとどまった。ただ、この試合で「原点能力」と呼ばれる外角低めへの制球がさえ、「狙ったところに球が自然といくような投げ方で腕が振れ、強い球もいった」と手応えを得た。

 「今日も負けて終わった。気持ちが晴れることはない」と田中将。この悔しさはクライマックスシリーズ(CS)でぶつける。
(佐々木智也)

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