若者への啓発、SNS頼み 仙台市選管、コロナで街頭活動自粛

期日前投票所の投票箱=22日、仙台市青葉区のアエル

 31日投開票日の衆院選と宮城県知事選で、仙台市選管が若者への選挙啓発に苦慮している。新型コロナウイルス感染を懸念し、街頭活動をやむなく自粛。学生ボランティアとの連携も見合わせた。投票率向上の鍵を握る若い世代への呼び掛けは、もっぱら会員制交流サイト(SNS)頼みの状況だ。

 市選管は市内の高校や大学、専門学校など計127カ所に県選管作製の若者向けポスターを配布し、校内放送で周知するよう協力を求めた。14日の衆院解散と知事選告示以降は、市広報課のフェイスブックページ、市の公式LINE(ライン)などで情報発信する。

 ただ、2017年の前回同日選を含め、新型コロナ流行前に取り組んでいた啓発活動は軒並み中止。期日前投票の初日、JR仙台駅周辺で実施してきたティッシュ配りさえも、感染リスクを考慮し、8月の仙台市長選に続いて取りやめた。

 市選管が公募した学生らによるボランティア「Activate(アクティベイト)仙台」の活動は、選挙期間中に啓発イベントがなく見合わせた。高校などで例年20回以上は行う市選管の出前授業も、本年度は現時点で3回にとどまる。

 前回同日選の市内の投票率は50・97%。年代別の推計投票率を見ると、10代が36・14%、20代が28・75%といずれも低迷し、最も高かった60代の68・67%に比べ大きな開きがあった。

 市選管は31日もSNSで若者に投票を呼び掛ける方針。担当者は「選挙は自らの意思を示す重要な機会。投票所で貴重な一票を投じてほしい」と期待する。

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