異彩放つ「筋肉川柳」 遊び心に「いいね」多数 東北大ボディビル部

 東北大ボディビル部が作る「筋肉川柳」が異彩を放っている。学内で注目を集めようと、約3年前から川内キャンパス(仙台市青葉区)にある部室の窓に張り出している。昨年は複数の作品がツイッターで万単位の「いいね」を集め、新入部員を集めるパワーとなった。(編集局コンテンツセンター・佐藤理史)

鍛えなきゃ
いたずらするぞ
パンプ筋(キン)

 昨年10月、ハロウィーンに合わせた作品は決まり文句「お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ」をもじり、お菓子より「パンプ(アップした)筋(肉)」を追い求める部員たちの心意気を示した。「素晴らしいセンス」などと好反応が寄せられ、約2万9000もの「いいね」が付いた。

 今春はコロナ禍で対面での勧誘活動ができなかったが、30人以上の新入部員を迎えた。部長を務める寺園大悟さん(工学部2年)は「ツイッターを見て、来てくれた人が結構いた」と拡散力を実感している。

掛け言葉の遊びが利いたハロウィーン川柳(ボディビル部ツイッターから)

 同部が本格的に活動を始めたのは約5年前。学友会体育部の中で歴史は浅い。まずは学内の知名度アップを狙い、3年前に川柳を作り始めた。学生が行き交う道路から目に付く部室の窓に掲示し、ツイッターには写真を投稿している。

 川柳は広報担当の2年生3人が中心となり、先輩らの助言も踏まえて案を練る。コロナ禍で部活自体が休止した時期を除き、ほぼ月替わりで新作を発表する。

まだ間に合う
せい夜に備え
トレせーや

 10月から広報となった岩沢蓮司さん(工学部2年)は、11月の新作でクリスマスに向けて筋トレに励む心境を表現した。あくまで「自由に楽しみ、結果として広まればいい」という立場だが「思ったより(いいねが)伸びなかった」と少し残念そう。次回作に向け、高校生の間ではやっていることや季語を調べるなどし、作句力も鍛え始めた。

筋トレと勉学を絡めた作品=2019年5月(ボディビル部ツイッターから)

 部員は現在、院生や留学生を含めて100人。各自が練習の時間や強度は管理し、筋肉美を追求する。ボディービルとウエートリフティングでそれぞれ全日本学生選手権に出場し、上位進出を目指している。

 岩沢さんは「鳥人間コンテスト」で有名な人力飛行部「ウインドノーツ」を引き合いに「東北大といえばボディビル部と言われるくらい全国に名を広めたい。そのためにも川柳だけではなく、大会でしっかり結果を残していきたい」と上腕二頭筋を膨らませる。

川柳の前でポーズを決める寺園さん(左端)、岩沢さん(右端)らボディビル部員=10日、東北大川内キャンパス
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