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<あなたに伝えたい>両親眠る地で 生きて孝行

 宮城県岩沼市西玉浦の会社員小林治身(はるみ)さん(61)は東日本大震災で、市沿岸部の二野倉地区で同居していた父の富治さん=当時(77)=、母の光枝さん=同(76)=を亡くした。避難する途中、地区を襲った高さ約5メートルの津波にのまれたとみられる。

 津波は見慣れた景色を奪い去った。

 10月中旬、小林…

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あなたに伝えたい

あの日奪われた最愛の人を、片時も忘れられない人たちがいる。悲しみに暮れ、喪失感にさいなまれながらも、きょうを生きる。「あなたに伝えたい」。家族らの思いをつづる。

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