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(116)透きとほる熟柿よ墓は奈良全土/澁谷 道(1926年~)

 俳句で柿と奈良といえば、正岡子規の<柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺>が思い浮かぶ。法隆寺は遠く飛鳥時代、聖徳太子ゆかりの寺院。神社仏閣もそうだが、奈良はいにしえの古墳・陵墓に満ち、更には権力者の栄枯盛衰…

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秀句の泉

 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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