監督のパワハラ10年以上前から 仙台大漕艇部、被害の訴え複数

仙台大=宮城県柴田町

 仙台大漕艇(そうてい)部監督の教授がパワーハラスメントを指摘されている問題で、教授を提訴した元部員(21)のほかにも漕艇部経験者がパワハラ被害に遭ったとみられることが、複数の関係者への取材で分かった。大学側は「個別の案件には答えられない」としている。

 関係者によると、ハラスメントは10年以上前から続き、被害を訴える人は複数いる。ある男性は河北新報社の取材に、大勢の部員の前で監督の教授から長時間にわたって「頭が悪い」「考える力がない」などと大声で罵倒されたことを証言。練習に参加させてもらえなかったことも明かした。

 昨年卒業した別の男性も大学側に教授のパワハラ被害を訴え、その後大学と和解した。関係者によると、男性はボート競技で全国トップクラスの実力だったが、大会直前にレギュラーを外され、現役生活を終えた。男性は取材に和解の事実を認めた一方、「何も答えられない。和解条件も話せない」と語った。

 大学は取材に対し「学長が必要と判断した場合は適時に指導、助言をしている」と回答した。

 教授のパワハラ疑惑を巡っては、元部員の男性(21)が教授のパワハラが原因で重度ストレス反応などを発症したと診断され、教授と大学側に損害賠償を求めて仙台地裁で争っている。

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