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【特集】犬と一緒にワンダフルタイム Vol.6 防災編

ペットの防災どう備える? ー NPO法人エーキューブに聞く

日頃から折り畳みケージに慣らしておこう

 ペットを飼ったら、ペットの防災は飼い主の責任だ。ペット同行避難の講座を開くNPO法人「エーキューブ」(仙台市)に災害への備えを教わった。

 「ペットの防災は飼い主の命を守ります。普段からハザードマップを見て準備し、身の危険がある場合は一緒に避難してください」と理事長の後藤美佐さん。東日本大震災ではペットを連れに戻って津波に巻き込まれた人がいたという。

 ペット用非常袋のフードは定期的に食べさせて買い足す「ローリングストック」がいい。アレルギーや持病が無いなら、避難の長期化で支援物資に頼ることに備え、いろいろなフードに慣れておく。普段から安心できる場所として移動用のかご「クレート」や折り畳みケージを活用し、避難時に持参してほしい。

 ウェットシートも必須。コロナ下で避難所に入る時はまず動物の体を拭くことがマナーになった。

 市の避難所運営マニュアルは「ペット連れ避難者への対応」を盛り込んだ。後藤さんは「同行避難を理解してもらうには、飼い主と地域との日頃のコミュニケーションが大切。ご近所にペットの輪を広げて」と強調する。

犬・猫用非常袋の中身の例 (5日分が望ましい)

フード 
水(人とシェアできる)
首輪とリード(猫も)
ケージ/クレート
食器
ウェットシート
トイレ用品(ペットシーツ、猫砂と箱)
ウンチ処理袋(マナー袋)
常備薬
予防注射の記録

メール info@a-cube-sendai.com
TEL080-5224-6758(平日9:00~17:00)

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Written by 関口幸希子
(河北ウイークリーせんだい 2021年11月18日号掲載)

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