放射性廃棄物処理「納得ずくで進めて」 環境副大臣ら宮城県庁訪問

村井知事と意見交換する務台副大臣(中央)と穂坂政務官(右)

 岸田文雄内閣で新任された務台俊介環境副大臣と穂坂泰環境政務官が25日、宮城県庁を訪れ、村井嘉浩知事と意見交換した。東京電力福島第1原発事故で生じた放射性廃棄物の処理について、務台氏は「大事なのは皆さんの納得ずくで進めることだ」と強調した。

 県内では国の基準(1キログラム当たり8000ベクレル)以下の農林業系廃棄物の焼却や農地すき込みによる処理が進むが、自治体によって進捗(しんちょく)に濃淡がある。基準を超える指定廃の処分場候補地に関する議論は宙に浮いたままで、今年5月の県市町村長会議でも「時期尚早」と見送られた。

 村井知事は冒頭「いまだ大きな課題で、国の力なくして解決しない。支援を賜りたい」と要請。務台氏は「国が責任を持ち、県や市町村と相談しながら財政的・技術的支援を続ける」と語った。

 知事は丸森町に保管された除染廃棄物の処理に関する国の早急な意思決定も求め、務台氏は「しっかり受け止める」と応じた。

 現地保管が長引く指定廃について、務台氏は終了後「早く処理したい気持ちもあるが、地元の声を考えずには進められない」と繰り返した。

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