銀次、現状維持1億1000万円 「自分がチーム引っ張る」

 東北楽天は29日、仙台市の球団事務所で、銀次内野手、弓削隼人投手、渡辺佑樹投手、武藤敦貴外野手の4選手と来季契約を結んだ。

 来季が3年契約の最終年となる銀次は、現状維持の1億1000万円でサインした。けがなどに苦しみ、35試合出場で打率2割8分6厘、3打点に終わった今季の雪辱を期す。

 弓削は200万円減の1150万円で更改。昨年10月に左肘の手術を受けた影響で出遅れた。5試合に登板し1勝1敗、防御率7・24に終わった。「肘の状態やコンディショニングは良かったが、投球フォームや体の使い方がかみ合わなかった」と振り返った。育成選手から支配下登録に復帰した渡辺佑は救援で9試合に登板。80万円増の580万円でサインした。

 2年目で1軍デビューを果たした武藤は、100万円増の660万円で判を押した。主に代走や守備固めで44試合に出場。「オフは打撃を重点的に取り組む。今季1軍で2安打しか打てなかったので、来年は50本はヒットを打ちたい」と話した。
(金額は推定)

来季の目標を書いた色紙を掲げる銀次(楽天野球団提供)

来季の目標「団結優勝」

 銀次にとって苦しいシーズンだった。開幕直後に右手首を痛め、夏場には新型コロナウイルス感染症に見舞われた。「全然野球ができなくて悔しかった。来季は自分が引っ張っていけるように頑張りたい」と巻き返しを誓った。

 33歳で迎えた16年目の今季は出場35試合にとどまり、不完全燃焼で終わった。けがや病気でグラウンドに立てない日が続いたが、「一日一日を大事にして少しでも努力することを頭に入れてやってきた」と自分を見失わなかった。

 3年契約の最終年となる来季に向け、オフの自主トレーニングは島内ら同僚と行う。走り込みを増やす計画だといい、「落ちた体力を取り戻すだけでなく、レベルアップを意識してやっていきたい」と一層の鍛錬に励む。

 記者会見では色紙に来季の目標を「団結優勝」としたためた。「日本シリーズを見ていても、強いチームには団結力があると感じた。もっと一つになって絶対に優勝する」と力を込める。

 来季、野手では炭谷とともにチーム最年長となる。「試合に出ても出ていなくても、絶対になくてはならない存在を意識してやっていきたい」。まだまだ後輩たちに負けるわけにはいかない。(佐々木智也)

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