コロナ感染予防へ「抗体」マスクとスプレー 福島市内で限定販売

IgA抗体フィルターを使用したマスク
IgA抗体を配合したスプレー

 福島県立医大の「医療-産業トランスレーショナルリサーチ(TR)センター」が開発した新型コロナウイルスを吸着させる効果があるIgA抗体を活用したマスクとスプレーが、6日まで福島市内で販売されている。

 TRセンターが抗体を提供。マスクはファクトリーオートメーションなどを手掛けるゼファー(須賀川市)が開発・製造、スプレーはスーパーマーケットのいちい(福島市)などが製造・販売を担った。

 マスクはIgA抗体フィルターを使用。スプレーは1回の噴霧に約140億個の抗体が含まれ、布製などの洗えるマスクに吹き付けて使う。不織布マスクは水をはじくため使用できない。

 TRセンターは医薬品関連の開発支援などを目的に2012年に設立された。センターは今年4月、新型コロナに感染した元患者の血液を解析し、感染を防ぐ能力を有する計18種類の中和抗体検出に成功。抗体を活用した新型コロナの予防薬などの開発を進めている。

 TRセンターの高木基樹教授は「多くの人が集まるような感染の危険性が高い場などで活用してもらいたい」と話した。

 マスクは1箱20枚入り3960円、スプレーは1本30ミリリットル入り3278円。福島市のスーパーいちい街なか店の催事場で、マスクは1000箱、スプレーは2000本限定で販売中。

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