八戸前沖さば認定、初の12月 10日以降の水揚げ分

脂の乗りが売りの八戸前沖さば(ブランド推進協議会提供)

 八戸漁港に水揚げされる脂の乗ったマサバ「八戸前沖さば」について、青森県八戸市の水産関係者らでつくるブランド推進協議会は24日、今月10日以降の水揚げ分をブランド魚として認定すると発表した。海況の変化などで水揚げが減って認定開始が遅れる傾向が続いており、12月にずれ込んだのは初めて。

 推進協によると、今季は八戸沖に魚群が形成されず、主力の巻き網船団が宮城県沖以南に移動。2007年以降、初となる認定見送りも検討したが、12月に入って定置網の水揚げが増加し、脂肪分の検査で基準(15%以上)を満たしたことから、認定にこぎ着けた。

 22日までの水揚げ数量は計113トン。07年以降で最も多かった15年(4万トン)の1%にも満たない。定置網漁は年明け以降も操業するものの、大幅な上積みは期待できないという。

 水産資源研究所によると、太平洋沖マサバの資源量は今季、過去最高の水準。八戸沖での漁の不振は親潮が弱いため海水温が高く、魚群が沖合に大きく遠回りして南下した可能性が考えられるという。

 八戸商工会議所で記者会見した推進協の横町俊明会長は「わずかでも認定できたのは明るい話題だ。厳格に基準を守っており、自信を持って提供できる。八戸に来て味わってほしい」と話した。

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