豊漁2163本、幸先良く 塩釜市魚市場で初競り

威勢のいい掛け声が飛び交った競り=4日午前8時50分ごろ、塩釜市魚市場

 宮城県の塩釜市魚市場で4日、新年の水揚げが始まった。クロマグロが207本と例年にない豊漁となったのをはじめ、メバチマグロやビンチョウマグロなど計2163本(約52トン)が競りにかけられ、競り人や買い受け人の威勢のいい掛け声が響いた。

 水揚げしたのは宮崎、高知両県などのマグロはえ縄船8隻。水揚げ金額は計約7809万円で昨年の4倍以上となった。1キロ当たりの高値はクロマグロが6000円、メバチマグロは4500円で昨年を800円上回った。

 200本以上のクロマグロが初競りに並ぶのは初めてとみられる。豊漁と海上安全を祈願する「初売りの儀」もあり、佐藤光樹市長ら出席者約60人が手締めなどで新年に期待をかけた。

 水産庁は今年の太平洋クロマグロ漁獲枠の当初配分で、30キロ以上の大型魚を昨年比で約21%増に設定。魚市場の昨年の水揚げ額は一昨年比7・3%増の81億9509万円で、増枠による上積みが期待される。

 魚市場の卸売機関、みなと塩釜魚市場の志賀直哉社長は「幸先良いスタートを切れた。増枠による追い風を期待し、より良い取引や受け入れ態勢の強化を図っていく」と力を込めた。

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