宮城県塩釜市魚市場に7日、一本釣りの遠洋漁船が冷凍カツオを水揚げした。市場が欧州連合(EU)への水産物輸出に必要な食品衛生管理認証「HACCP(ハサップ)」を満たした施設として農林水産省の認定を受けてから初めてで、市内の水産加工会社がEUへの出荷を計画している。
入港したのは、明豊漁業(塩釜市)が所有する「第37明豊丸」(499トン)。太平洋中西部で漁獲し、冷凍したカツオ計約300トンを8日にかけて水揚げする予定。市内にある親会社の水産加工会社「明豊」の超低温冷蔵庫に搬入する。
明豊は冷凍カツオをメインに扱い、たたきや刺し身に加工。東北や関東のスーパーなどに販売している。今回の水揚げの一部はたたきに加工し、商談のサンプルとしてオランダに出荷する方針という。
EUへの水産物輸出には生産から加工、流通までの工程でEUハサップの基準を満たす必要がある。明豊は昨年までに漁船と工場のそれぞれで取得済みで、市場が今年2月に認定を受けたことで加工品の出荷が可能になった。
松永賢治社長は「国内の需要が縮小する中、水産業の生き残りには海外の新たな市場を開拓する必要がある。日本の商品をアレンジするなどし、EUで商売をしていく」と意気込む。
市魚市場管理事務所の古谷勝弘所長は「主力の生鮮マグロ以外の魚種を増やし、水揚げ増を図りたい。冷凍カツオなどの漁船誘致とともに、加工業者の参入にも取り組む」と話す。
東日本大震災で被災した市魚市場はハサップの認定取得を視野に2017年、高度衛生管理に対応できる閉鎖型の荷さばき場を備えた施設として再建された。
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