サバ、イカ獲れない 八戸港72年ぶり不漁

 青森県八戸市水産事務所は、八戸漁港の2021年の水揚げをまとめた。主力のサバ、イカを中心に漁獲が低迷。数量は前年比27%減の4万4472トンで、72年ぶりに5万トンを割った。金額も同35%減の86億7781万円と、57年ぶりに90億円を下回った。

 魚種別では、サバが1万5トン(50%減)、9億4470万円(67%)。関係者によると、海流の影響で八戸沖に漁場が形成できないまま魚群が三陸以南に移動したため、極端な不漁につながった。

 イカは7842トン(44%減)、48億7316万円(32%減)。近海の生イカの漁獲量が75%減の254トン、船凍アカイカも49%減の3324トンと共に漁が振るわなかった。

 水揚げ日本一を過去6度記録し、ピーク時に約82万トンの水揚げがあった八戸漁港で、数量が5万トンを切るのは1949年以来。金額が90億円に届かなかったのは64年以来となる。

 市水産事務所の調査(速報値)によると、20年はいずれも10位だった全国順位は数量が12位、金額が14位に後退した。

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