閉じる

(162)骨肉を離れて静か熊の皮/渡辺 誠一郎(1950年~)

 熊は古くより猟の対象となり、大切に扱われてきました。肉は冬の貴重な栄養源として、骨や内蔵は薬の原料などに、皮は敷物や防寒にと、余すところなく使われました。東北で有名な狩猟の民、マタギの間では、熊を仕留めたあとに「ケボカイ」という解体の神事が行われ、獲物の鎮魂や山の神への深い感謝を表したそうです。頭…

関連リンク

関連タグ

最新写真特集

秀句の泉

 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

ライブカメラ