介護給付費を不正受給、仙台市が事業所指定取り消し

仙台市役所

 仙台市は6日、介護給付費を不正受給したとして、泉区の合同会社「FOR SMILING」(万城目篤志代表)が運営する同区長命ケ丘の「ヘルパーステーションKOKUA(コクア)」の障害福祉サービス事業所指定を2月28日に取り消すと発表した。

代表自ら虚偽記録作成

 市によると、同社は2020年度、コクアの利用者2人が計3回の1泊旅行をした際に、同行した従業員が提供した身体介護など26回分に関し、居宅外サービスのため本来は介護給付費を請求できないが、利用者宅で提供したと虚偽申請し、不正に受給したという。

 提供した記録のない同行援護サービス1回分の給付費も不正請求し、計7万65円を受給した。万城目代表が自ら虚偽記録の作成などに関わり、従業員にも虚偽記録を指示していた。市は、加算金を合わせた9万8091円の返還を求める。

 同社は18年度までの5年間にも、コクアと系列の共同生活援助事業所「ポノポノ」で、計670万円の介護給付費などを不正受給。市は19年6月に返還を求め、改善を勧告していた。

 このほか、市は法律で義務付けられた個別支援計画の作成などを怠ったとして、同社にポノポノの改善を命じた。2月28日の期限までに改善が認められなければ、指定の取り消しなどを検討する。

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