東北楽天・新人10選手、雪を踏みしめ入寮 プロ生活始動に意気込む

犬鷲寮の前で記念撮影する(前列左から)泰勝利、安田、吉野、前田、(後列左から)大河原翔、宮森智志、松井友飛、西垣雅矢、吉川雄大、柳沢大空の新人10選手

 東北楽天のドラフト1位吉野創士外野手(18)=埼玉・昌平高=ら育成3人を含む新人10選手が6日、仙台市の選手寮「泉犬鷲(いぬわし)寮」に入り、プロ野球生活のスタートを切った。

「開幕1軍で」

 新人選手は午前11時半ごろに到着した。敷地内に残る雪を踏みしめて、新生活を送る部屋に荷物を運び込んだ。

 東北での生活は初めてだという2位安田悠馬捕手(21)=愛知大=は「雪が積もっているのを見て寒さを実感した。開幕1軍で出発できるように頑張りたい」と意気込む。3位前田銀治外野手(18)=静岡・三島南高=は初めての寮生活に「わくわく半分、ちょっと不安が半分。実家を離れる寂しさはあるが、成長した姿を見せて親に恩返しをする気持ちの方が強い」と話した。

 10選手は10日から仙台市の楽天生命パーク宮城などで行う新人合同自主トレーニングに臨む。

吉野「ギア上げていく」

 「いよいよ始まるんだ」。吉野は周囲に雪が残る選手寮の門をたたき、プロ野球人生の第一歩を踏み出した。

 新生活の相棒として持参したのは、高校時代から愛用するマッサージ器。練習や試合の後の疲労回復に欠かせない。かわいらしい同居人も連れてきた。「小さい頃から大好き」なキャラクター「くまのプーさん」の縫いぐるみだ。親友の贈り物で、一緒に自室の窓から顔を出し、にこやかに記念撮影に応じた。

 入寮までの期間は、弱点と感じている体幹のトレーニングに時間を割いた。サッカー日本代表の長友佑都(FC東京)も取り組むメニューを毎日、ユーチューブの動画を参考に続けてきた。高校通算56本塁打ながら78キロと線が細めの体も、「1年目で85、86キロには持っていきたい」とスケールアップさせるつもりだ。

 10日には新人合同自主トレーニングが始まる。「楽しみだけど、緊張もある。まずはいいアピールができればいい」と気合は十分。「球界を代表する選手になることが夢であり目標。1年目からギアを上げていきたい」と誓いを立てた。
(斎藤雄一)

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