「漆の花のはちみつ」甘く爽やか 会津の産業コラボ、100個発売

初夏に咲く漆の花とミツバチ(漆とロック提供)

 福島県会津若松市の松本養蜂総本場は14日、漆器の企画販売会社「漆とロック」、漆の木の植栽に取り組むNPO法人「はるなか」の漆部会と連携し、漆の花の蜜を採取した商品「漆はちみつ」の販売を始める。会津地方の伝統産業、漆器作りの保護育成に貢献するのが狙い。商品は花と同様、甘く爽やかな香りに仕上がっているという。

漆器作りの保護育成にも一役買おうと製造された「漆はちみつ」

 1941年創業の松本養蜂総本場は昨年に80周年を迎えた。新型コロナウイルス感染症拡大を考慮して大掛かりな企画は控え、「次の80年プロジェクト」の第1弾として「漆はちみつ」の商品化に取り組んだ。

 松本高明代表取締役(57)は「手間暇のかかるセイヨウミツバチの世話は漆の木保護活動と共通点がある。これを機に伝統の漆を多くの人に知ってほしい。地域みんなで連携し、会津を盛り上げたい」と話す。

 はるなか漆部会が国産漆の復活を目指して2006年から会津地方で漆の木の植栽に取り組んでおり、原料の蜜は21年5月にこの植栽地から採取した。「漆とロック」の貝沼航代表がパッケージを企画し、容器のラベルデザインや梱包(こんぽう)の素材などに工夫を凝らした。

 松本養蜂総本場のおかみ松本彩子さん(33)は出来上がった商品を「癖がなくて香りが良く、食べやすい」とPRする。

 松本養蜂総本場のオンラインショップで販売。1瓶(100グラム)2376円。販売数は100個。1瓶に漆の花のポストカード2種が付く。売り上げの一部は、はるなか漆部会に寄付される。連絡先は松本養蜂総本場(0120)144832。

松本養蜂総本場オンラインショップ
河北新報のメルマガ登録はこちら

企画特集

先頭に戻る