手塩にかけた雌牛見送る 小牛田農林高と宮城農高「甲子園」に出場

ふくふく号と最後の記念写真を撮る小牛田農林高生ら

 全農宮城県本部は18日、美里町のみやぎ総合家畜市場で、全国の農業高校が肥育した和牛の品評会「第5回和牛甲子園」の出発式を実施した。今回は小牛田農林高(美里町)と宮城農高(名取市)が1頭ずつ出品。県勢初の複数校出場となる。

 全農が主催する和牛甲子園は21日、東京の2会場で開催される。19県35校が50頭を出品し、枝肉の質と飼育技術などの発表会で頂点を決める。

 2頭とも雌で、父は県基幹種雄牛「茂福久(しげふくひさ)」。東日本大震災で被災した宮城農高は「みやのう7号(愛称コンペイトウ)」で初挑戦する。農業科3年の若松彩唯華(あいか)さん(18)は「仙台牛の認知度を上げることが、支援の恩返しにつながると思う」と語り、牛を乗せたトラックを仲間2人とともに「コンペイトウ愛してるよ」と声を掛け見送った。

 小牛田農林高は4回目の出場で、「ふくふく号」を出品する。農業科学コース畜産専攻3年の千葉愛永(めい)さん(17)は「毎日一緒にいた分、いなくなるのは悲しいが、最後は笑顔で送り出したい」と話した。

 全農県本部の大友良彦本部長は「学校、県の代表としてしっかり頑張ってほしい」と励ました。

 東北からは岩手、宮城、福島の7校が出場する。

涙ながらに牛をトラックに押し込む宮城農高生
トラックに乗せられた牛を見送る宮城農高生ら

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