松島の観光客123万人、2年連続で最低更新 宿泊者数も低迷

緊急事態宣言を受け、観光客が減った松島海岸=2021年9月、宮城県松島町

 日本三景松島がある宮城県松島町の2021年の観光客入り込み数が123万9155人にとどまり、統計の残る1989年以降で過去最低となったことが19日、分かった。これまでの最少は2020年(160万7172人)。新型コロナウイルス流行の直撃を受け、2年連続で過去最低を更新した。

 21年はコロナ前の19年(298万1516人)比41・6%にまで落ち込んだ。19年と、感染が拡大した20、21年の月別観光客数はグラフの通り。

8月下旬から再び減少

 21年上半期は1都3県で始まった緊急事態宣言や、宮城県へのまん延防止等重点措置適用で客足が低迷した。重点措置が解除され、梅雨明けした7月に初めて10万人を超え、19年7月の半分に戻った。

 しかし、8月下旬からの県への緊急事態宣言と重点措置で再び減少した。重点措置解除後の10月以降は回復基調になり、11月は小中高校の修学旅行も重なってこの年最多の約26万人を記録、19年同月比で71・2%まで戻った。

 例年は観光シーズンの4~11月に20万人を超え、特に大型連休とお盆、紅葉期に30万~40万人を数える。

 宿泊者数は、21年が20年比28・8%減の24万2390人と低迷、2年連続で最少を更新した。

 松島観光協会の志賀寧会長は「秋に観光客が戻りつつあったが、『GoToトラベル』のあった20年には及ばず、それまでの落ち込みを挽回できなかった。変異株の動向など今年の先行きは全く読めない」と語る。

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