<入試のツボ>実験結果の記述が鍵/直前対策(4)理科

 公立高入試まで残りわずか。当日まで特に力を入れたいのは、頻出問題や苦手単元の再確認だ。過去問題の演習と並行して、これまでに間違えた問題の解き直しに取り組もう。

 生物、化学、物理、地学の4分野の基礎理解を問う第1問の小問集合は例年、100点満点中36点を占める。理科に苦手意識があれば、まずは第1問を確実に得点できるよう意識するとよい。

 全分野とも実験・観察に関する問いが中心となっている。2021年度も各分野から植物の交配、質量変化、重りに働く力、雲の発生などに関する実験の問題が出された。実験結果を考察する記述問題は、答えを書けなかった受験生も多かった。自分の言葉で説明する力を磨くことが高得点の鍵と言える。

 計算問題対策も大切だ。飽和水蒸気量の問題はよく出る。条件を整理し、公式を正しく用いて計算する必要がある。21年度は化学分野から比の計算を含む問題も出された。過去問題でつまずいた生徒は教科を超えて数学の復習も進めよう。

 過去問題は3年分を3周ぐらい解くのが望ましい。時間を計りながら取り組んでほしい。設問文や資料を正確に読み、時間内に解き切れるように解答のペースをよく確かめよう。

 余裕がある場合は他県の入試問題や入試用教材の予想問題など、より多くの問題に触れて応用力を高めよう。問題を解くだけにならないよう間違えた問題を見直し、理解が不十分だったところを一つ一つ解決してほしい。

 私立高の受験科目に理科がある場合は、その対策も進めよう。出題はマーク式か記述式かは学校によって異なり、受験校に合わせた対策が必要だ。過去問題を解き、傾向や難易度をよく把握して入試に臨もう。
(個別教室のアップル・田中萌教務)=土曜日掲載=

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