松本新コーチ、一体感醸成 ベガルタ糸満キャンプ

選手の体力トレーニングを見守る松本コーチ(右)=糸満市西崎運動公園陸上競技場

J1クラブと初練習試合

 J2仙台は沖縄県糸満市での1次キャンプ第12日の21日、県内でJ1クラブと今季初の練習試合(30分×3回)を行った。対戦相手と結果は非公開。DF平岡は「チャレンジしている分ミスも多かったが、狙い通りできたこともある。突き詰めていきたい」と振り返った。

 原崎監督は今回の練習試合をトレーニングの一環として組み込んでおり、相手を変えて22日にも2日連続で行う。「体力的に追い込んでいる時期できつそうだった。トータルではもっと精度を上げたい」と話した。

フィジカルも雰囲気も上々

 体力強化に重点を置いたJ2仙台の1次キャンプが、最終盤に入った。今季就任した松本純一フィジカルコーチ(38)は「やらなければならないことを、いかに選手に前向きに取り組んでもらえるかを常に考えている」。チーム一丸となって明るい雰囲気でメニューを消化し、シーズンを戦い抜くための基盤を築いている。

 松本コーチは2007年、米野球独立リーグで指導を始め、J2熊本やJ1横浜Mなどでフィジカルコーチを歴任。J1G大阪のアカデミー担当から招かれた。「選手にうそをつかない」を信条とし、あの手この手で体力向上を後押ししている。「J1復帰という大きなミッションにやりがいを感じて仙台に来た。最後に笑って優勝できるイメージを持ってサポートしていく」と話す。

 1次キャンプでは、指導陣もトレーニングに参加させることで一体感の醸成を図った。原崎監督も例外ではなく、ペース走やサーキットトレーニングに参加し、選手とともに汗を流した。

 笑顔を絶やさない一方で、締めるところはきっちり締める。細部にわたって指示を出し、「もっと(腕を)振れよ」「肘と膝を付かんかい!」とハッパをかけながらメニューを進めた。

 キャンプ序盤は速めに設定されたペース走を終えた選手から「鬼軍曹」とも呼ばれた。松本コーチは「もっと僕のこと知れば優しいと分かる。鬼なんて言わないはず」と笑う。1次キャンプの折り返しを迎えるころには、選手の恨み節も聞こえなくなっていた。

 大まかな練習メニューはキャンプ前に原崎監督と相談して決めていたが、選手の状態に合わせて軌道修正を重ねた。状態の気になる選手と練習前に対話し、コンディションの把握に気を配り続け、離脱者ゼロで2次キャンプに臨めそうだ。
(射浜大輔)

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