まん延防止要請「もう少し様子見たい」 村井宮城知事が慎重姿勢

 新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、村井嘉浩宮城県知事と郡和子仙台市長は24日、緊急の記者会見を県庁で開き、感染防止対策の徹底と早期の3回目ワクチン接種を県民に強く訴えた。まん延防止等重点措置の適用を政府に要請するかどうかについて、村井知事は「もう少し様子を見たい」と慎重な姿勢を見せた。

新型コロナ対策の徹底を県民に求める村井知事(右)と郡市長(左端)

 感染力が強いオミクロン株の影響で、新規感染者は年明けから急増。23日まで3日連続で200人台が続いた。1~23日の感染者の73%が40歳未満という。

 クラスター(感染者集団)も相次ぎ、24日時点で既に23件に上る。小中高校が6件、保育施設と幼稚園が7件と、子どもの感染が目立つ。高齢者施設でも3件発生した。

 村井知事は「これ以上、急激に感染者が増えれば、重点措置に踏み切らざるを得なくなる。ここが踏ん張りどころ」と強調。ワクチン接種の有無にかかわらず、感染リスクの高い行動を控えるよう求めた。

 郡市長は「30を超える都道府県が、近日中に重点措置の対象となる。その潮流にのみ込まれるか否かの岐路に立たされている。最大限の対策を粘り強く継続してほしい」と呼び掛けた。

 村井知事は「飲食店への営業時間短縮要請の効果がどれほどあるのか非常に懐疑的。経済的な影響を考えれば、重点措置は適用しない方がいいと思う」と私見を述べた。「患者が1・5倍、2倍と急激に広がるようであれば、踏み切ることもやぶさかではない」とも説明した。

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