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石巻地方39人感染 新たに4校で休校、延長も

 県は26日、県内(仙台市を除く)で新たに石巻市の16人と東松島市の17人、女川町の6人を含む185人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。東松島市と女川町の1日当たりの感染者は過去最多。3市町以外は大崎市28人、富谷市18人、柴田町13人など。石巻市の感染者は累計で826人、東松島市は234人、女川町24人。

 新規感染者の内訳は男性94人、女性91人。年代別では10代と20代が各37人、10歳未満と30代が各36人、40代20人など。

 26日午後1時時点で県内の療養者は1881人。内訳は入院83人、宿泊療養771人、自宅療養557人など。確保した510床の使用率は16.3%。即日受け入れ可能な197床の使用率は42.1%。

 東松島市教委は26日までに、矢本一中の生徒の新たな感染が確認され、臨時休校を28日まで延長すると発表した。矢本東小でも児童の感染が疑われるため28日まで臨時休校とする。併設する放課後児童クラブは29日まで。

 石巻市教委は25日、鹿妻小の児童が感染し、28日まで臨時休校とすると発表した。

 女川町教委は26日、女川小の児童1人が感染したと発表した。校舎など同じ施設を利用する女川中と、併設する放課後児童クラブとともに30日まで臨時休業とする。

 県石巻地区吹奏楽連盟は、30日に石巻市開成の市複合文化施設(マルホンまきあーとテラス)で開く予定だった石巻地区吹奏楽祭を中止することを決めた。新型コロナウイルス感染拡大が理由で、昨年に続き2年連続の中止となった。吹奏楽祭は石巻地方の小学、中学、高校、大学・職場一般の吹奏楽団が一堂に会して演奏を披露する場として開催されてきた。


<石巻の60代感染男性、退去要件守らず施設から自宅へ>

 県は25日、新型コロナウイルスに感染し、宿泊療養施設「石巻サンプラザホテル」(石巻市)に入っていた60代男性が退所要件を満たしていないにもかかわらず、同日帰宅したと発表した。自宅療養に切り替え、健康観察を継続している。

 国の基準では、発症日から10日間経過し、かつ症状の軽快後72時間経過すれば退所できる。

 男性は15日に発症。症状が出た期間があり、25日時点で軽快から72時間経過していなかった。

 施設のスタッフが説得したが聞き入れず、迎えに来た車で自宅に帰った。男性によると、10日後の25日を退所日と誤解。帰路は寄り道をせず、車内では感染対策を取っていたという。

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