(181)階段の途中真冬の日のくわつと/光部 美千代(1957~2012年)
「くわつと」は「かっと」の古い表記で、光が急に明るくなるさまをいう。真冬の階段を上っているのか下りているのか。その寒々しい場所で、突然太陽の光に照らされる。途中の踊り場が開けていて、直接日が当たった…
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「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。