青葉通地下道の噴水、ひっそり姿消す 仙台市が2018年から封鎖

 仙台市中心部の青葉通地下道にあった噴水が撤去された。長らく使われず工事用フェンスで囲われていたため、噴水の存在を知らない市民も多い。かつての憩いの場は、再び潤いを与えることなく姿を消した。

噴水が撤去された青葉通地下道=2022年1月26日

 噴水は1991年、当時国道4号の東二番丁通を管理していた東北地方建設局(現東北地方整備局)が歩行者用地下道の整備に合わせて設置。カラフルな照明でライトアップされ、通行人の目を楽しませた。

 設置から数年後、噴水周辺のベンチで寝る路上生活者が現れ、苦情が寄せられるようになった。水を洗濯に使う人もいたため、東北地方整備局は2008年に噴水の稼働を停止。その後も噴水内に荷物を置いたままにする人が出るなどしたため、管理を引き継いだ市が18年、フェンスで囲んで立ち入れないようにした。

 市は昨年12月から噴水の解体工事を進めていた。青葉区道路課によると、撤去費用は約1000万円。今後はイベント広場としての活用策を探るという。

撤去前の噴水。稼働停止後はフェンスで囲われていた=2020年12月
稼働時は道行く人の癒やしとなっていた噴水=1996年1月
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