(184)雪女まづ唇を塞ぎたる/細谷 喨々(1948年~)
「雪女」は、雪の日に現れるという雪の精で、民話として語り継がれてきた幻想的な季語である。いまも俳人の想像力を刺激し、詠まれ続けている。掲句の雪女には、ドキッとさせられる現実味がある。唇を塞(ふさ)が…
関連リンク
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- ・(182)豹変の寸前の眼や大焚火/菅原 鬨也(1940~2016年)
- ・(181)階段の途中真冬の日のくわつと/光部 美千代(1957~2012年)
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- ・(179)教室に猫背ずらりと冬の昼/新谷 桜子(2004年~)
「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。