(185)時ものを解決するや春を待つ/高浜 虚子(1874~1959年)
3日は節分。4日は立春。まだまだ寒いが暦の上ではようやく春となる。これを実感に合っていないと思うかどうかはその人次第だが、年度末の心がざらざらする感じはもう2月から漂っている。みんながイメージする春…
関連リンク
- ・(184)雪女まづ唇を塞ぎたる/細谷 喨々(1948年~)
- ・(183)山墓の雪は汚さず夕日去る/木附沢 麦青(1936年~)
- ・(182)豹変の寸前の眼や大焚火/菅原 鬨也(1940~2016年)
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- ・(180)透きとほりゐるさびしさや葛湯吹く/仙田 洋子(1962年~)
「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。