震災不明者の帰り、静かに待つ 仙台でかえりびな展示

行方不明者に思いをはせて展示された「かえりびな」=仙台市若林区のせんだい3・11メモリアル交流館

 3月3日の桃の節句を前に、東日本大震災で行方不明になった人の一日も早い帰還を願う「かえりびな」が、仙台市若林区のせんだい3・11メモリアル交流館で展示されている。3月11日まで。

 「仙台かえりびなの会」が全国から寄せられた帯や着物で手作りした。行方不明者数の10分の1の260体を展示。邪気を払うとされる桃のつるし飾りも彩りを添え、会場は一足早い春の息吹に包まれている。

 震災翌年の2012年にひな人形の制作、展示を始めた。代表の松崎翠さん(75)は「行方不明者が一人でも多く、一日でも早く、家族の元に帰ってほしい一念で始めた。今後も続けていきたい」と話す。

 かえりびなは青葉区の市福祉プラザ、エル・パーク仙台でも展示中。26日から宮城野区の区文化センターにも飾られる。

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