「涙、涙、涙流るる」チラシにつづった望郷の思い 震災関連死に迫る・第1部(3)
原発避難者への偏見追い打ち
<なつかしき津島の山のふる里よ生きて帰れず七年過ぎ行く>
ノートは母が亡くなる7カ月前に書いた短歌で終わっていた。どれほど悲しく、悔しかったか。読み返すたびに胸が締め付けられる。
東京電力福島第1原発事故で福島県浪江町津島地区を追われて7年8カ月後の2018年秋。紺野リシ…
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