避難生活7年余、菓子箱に封じた無念 震災関連死に迫る・第1部(4)
玄関で転倒、車いす生活に
福島県本宮市の災害公営住宅に駆け付けると、母が頭から血を流してソファに座っていた。「迷惑掛けて申し訳ねぇ」。転んだという玄関は血だらけだった。
東京電力福島第1原発事故で福島県浪江町津島地区から引き離され、7年余の仮住まい生活で91歳で亡くなった紺野リシ子さん。市内に避難す…
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