国道107号、トンネル整備し復旧へ 昨年5月から通行止め 岩手・西和賀

 岩手県西和賀町の国道107号で一部区間の通行止めが長期化している問題で、県はトンネルを新たに整備して復旧させることを決めた。総事業費は130億円で2026年度内の完成を目指す。国が24日、災害復旧事業として採択した。

 通行止めとなっているのは、同町大石地区と同町杉名畑地区を結ぶ約4・9キロ。トンネルは同町大石の地滑りがあった場所の北側に建設する。長さ1470メートルで片側1車線。トンネル西側に橋を設け、東側は現在の道路を復旧してつなげる。新年度に着工する。

 事業費の3分の2を国、3分の1を県が負担。県は今年末の積雪前までに南側の湯田ダムに仮橋を設置し、迂回(うかい)路を設ける。

 現場では昨年5月1日、宮城県沖で発生し岩手県内で最大震度5弱を観測した地震に伴い、斜面や道路に亀裂が生じた。その後、融雪による地下水の上昇が影響して地滑りも起きた。現在は代替路として秋田自動車道北上西―湯田インターチェンジ間を無料区間としている。

 県砂防災害課の戸来竹佐総括課長は「復旧に要する時間や費用を軽減するため総合的に判断した。できるだけ早く完成させたい」と話した。

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