眠れず食べられず、避難所生活で衰弱進む 震災関連死に迫る・第2部(1)下
施設入所後、2週間で亡くなる
介護ベッドを起こし、動かせる左手でスプーンを器用に口に運んでいた。
「寝たきりだったから食べるのが仕事だった」。宮城県亘理町の伊藤トヨ子さん(86)は津波で全壊した自宅跡…
関連リンク
- ・「救えた命だった」いつまでも消えぬ後悔 震災関連死に迫る・第1部(2)
- ・「涙、涙、涙流るる」チラシにつづった望郷の思い 震災関連死に迫る・第1部(3)
- ・避難生活7年余、菓子箱に封じた無念 震災関連死に迫る・第1部(4)
- ・見知らぬ土地で孤立する困窮者、行き届かぬ支援 震災関連死に迫る・第1部(5完)
- ・「俺、死んだ方がいい」闘病の気力奪われ 震災関連死に迫る・第2部(1)上