(212)啓蟄の次々にピザ焼けてきし/舘野 まひろ(2001年~)
きょう3月5日は二十四節気の一つ「啓蟄」。冬ごもりしていた虫たちが、地上に出てくるころ、という意味のある言葉である。…というウンチクを前提にすると、「次々にピザ焼けてきし」が面白い。次々に窯から出し…
関連リンク
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- ・(209)雛の間にゐてほのぼのと晝(ひる)日影/作者不詳
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