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「記憶の素描」(6)3月の海に続く絵画-石沢麻依(芥川賞作家)

 かつて、ハンブルクに「冬の海」を見に訪れたことがある。2013年11月末、ドイツに1年間の留学中だった私は、ゲッティンゲンからハンブルクへ向かう列車に乗り込んだ。この時期特有の、1日の輪郭を曖昧にする重たい灰色に覆われた街や森を列車の窓から眺めていた。濃淡や明暗で灰色にもさまざまな段階があると、気…

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記憶の素描

 仙台市出身の芥川賞作家石沢麻依さんのエッセーです。ドイツでの生活で目にした風景や習慣の妙、芸術と歴史に触発された思い、そして慣れ親しんだ本や仙台の記憶を、色彩豊かにつづります。

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