「知事のような対応難しい」 仙台市長、宮城県の需要喚起策に異論

定例記者会見で質問に答える郡市長

 郡和子仙台市長は29日の定例記者会見で、新型コロナウイルスの新規感染者が高止まりの中、飲食業や観光業の需要喚起策を再開する宮城県方針に関し「村井嘉浩知事が言うような対応を皆さんに話すことは私自身は難しい」と異論を唱えた。

 郡市長は「厳しい事業者にさまざまな応援策を繰り出すことも一案だが、市内の陽性患者は高止まりの状況にあり、保健所の業務も大変で、自宅療養者への支援もある」と述べ、再開は時期尚早の見解を示した。

 県は宿泊割引キャンペーンの利用対象者を拡大し、「認証店おうえん食事券」の利用自粛も29日に解除した。村井知事は28日の記者会見で「経済振興と感染対策の両立は難しいが、一人一人の行動が大きな流れになると思う」と強調した。

 新型コロナワクチンの3回目接種に関し、郡市長は「既に38万人の市民が終えた。接種券を送付した人の約7割に当たる」と順調さをアピール。「年度末で忙しく、都合が付かない人もいるだろうが、さまざまな接種会場を用意している」と早期接種を呼び掛けた。

 2期目公約に掲げた市役所の女性管理職の積極登用に関しては「(4月1日付の定期人事異動で)市長部局の女性管理職の割合が初めて20%を超えたが、ようやく2割。まずは管理職登用の入り口である係長に女性が就けるように研修などを強化したい」と語った。

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