(241)花の影寝まじ未来が恐しき/小林 一茶(1763~1828年)
俳句で「花」は桜のこと。ここでの「未来」は、来世や死後の世界を指す。前書きに「耕(たがやさ)ずして喰(く)らひ、織(おら)ずして着る体たらく、今まで罰のあたらぬもふしぎ也(なり)」とある、一茶晩年の…
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