宮城スタジアムの観客席スタンドたわむ 中高の陸上大会会場変更

 最大震度6強を観測した3月16日の地震で、宮城県利府町の県総合運動公園にある宮城スタジアムが大きな被害を受け、中高生の陸上の東北大会が会場変更を余儀なくされた。公園内の県総合プールでも被害が確認されており、8月17~19日に予定される全国中学校水泳大会が開催できるか関係者は気をもんでいる。

幅約30メートルにわたって沈下した2階の観客席スタンド=14日、宮城県利府町の宮城スタジアム

 会場が変更されるのは、陸上の東北高校大会(6月14~17日)と東北中学校大会(8月8~10日)。両大会とも新青森県総合運動公園陸上競技場(青森市)で開催すると、日本陸連がホームページで公表した。

 宮城県によると、宮城スタジアムは地震の影響で2階の観客席スタンドが約30メートルにわたってたわみ、危険な状態が続いている。陸上競技に使う写真判定室でも地震でスプリンクラーが誤作動し、機械が水をかぶる被害が出た。

 東日本大震災ではスタジアムの大屋根の支柱に亀裂が入り、復旧に約1年半かかった。県スポーツ振興課は「被害調査を進めており、復旧の見通しはまだ立たない」としている。

地震で崩れ落ちた飛び込み台付近のつり天井=14日、宮城県利府町の県総合プール

 同じ公園内にある県総合プールも地震の影響で、飛び込み台付近のつり天井が長さ約20メートル、幅約5メートルにわたり崩れ落ちた。今月下旬には50メートルプールの底で深さを調整する可動床の被害調査が予定されている。

 県総合プールでは今年、1998年以来24年ぶりの全国中学校大会が予定されているが、復旧の見通しによっては会場変更の可能性もある。県中体連水泳専門部の金津貴徳委員長は「全く何も分からないが、予定通りに開催できることを願って準備を進めるだけだ」と話す。

宮城スタジアム、震度6強地震で被害
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