109万市民の台所を預かる仙台市中央卸売市場には連日、新鮮な水産物や野菜、彩り豊かな花が入荷する。目利きのプロたちが推す四季折々の逸品に触れ、旬の魅力を味わいたい。
「ホッキ貝を味わうならホッキ飯が一番」。仙台市若林区の水産卸「仙都魚類」鮮魚1部部長の岡野力さん(50)は言い切った。
本当にそうか-。岡野さんお薦めの「漁亭浜や 仙台エスパル店」(青葉区)を訪ね、注文した。
ホッキ貝が器を埋め尽くす。ご飯はほぼ見えない。まずは一口、貝をパクリ。間髪入れずご飯をガブリ。んー。貝は肉厚で柔らかくジューシー。ご飯も貝の風味たっぷりで、気付けば一気に平らげていた。定食で1958円。
豊かな味わいに対し、調理はシンプルだ。殻から外し、水洗いや湯通しで下処理後、しょうゆとみりん、かつおだしで強火で1分。生では黒っぽかったのが、朱色に染まれば出来上がり。煮汁でご飯を炊き、器で「再会」という具合だ。
仙台市中央卸売市場には、全国最多の水揚げを誇る北海道産が多く入る。宮城県は山元町が主産地。地元でホッキ飯は古くから家庭料理として親しまれ、今は名物として観光客を呼ぶ。
旬は3、4月。産地で味わうも良し、家庭でトライするも良し。一番のホッキ飯を、ぜひ。
(池田旭)
[ホッキ貝]北海道から千葉県の太平洋沿岸に主に生息する二枚貝。水深10メートルほどの海域でプランクトンを食べて育つ。10年ものは大人のこぶし大にもなる。仙台市中央卸売市場には2021年、574トンが入荷。うち72トンが宮城県産で、山元町産のほかは亘理町産や東松島市産だった。
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