沖縄の「ゆし豆腐」東北へ 亘理の業者、製造法を学び商品化

マルト食品で製造したゆし豆腐を持つ藤原社長(左)と大城社長=亘理町中町東の「とうふ処 豆達人」(藤原社長提供)

 沖縄返還から5月15日で50年となるのを前に、豆腐製造のマルト食品(宮城県亘理町)が沖縄の郷土料理「ゆし豆腐」の販売を始めた。NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」に登場する豆腐店の技術指導を担当する宇那志(うなし)豆腐店(沖縄県糸満市)の社長から製造法を学び、商品化した。

「健康的で親しみやすい味」

 ゆし豆腐は塩味がほんのり利いたおぼろ豆腐のような豆腐のスープ。本土のみそ汁のように沖縄の食卓には欠かせない。マルトの藤原竜二社長(47)は「沖縄のソウルフードを東北の人たちにも知ってもらいたい」とアピールする。

 開発のきっかけは、「おいしさを日本中に広めたい」と願う宇那志豆腐店の大城光(さかえ)社長(38)が全国8同業者に呼びかけ、2月に始動させたプロジェクト。東北からマルトが参加した。

 3月中旬に藤原社長が宇那志豆腐店を訪ねて本場の製造工程を見学した。その後、大城社長もマルトを訪れ、ゆし豆腐ならではの豆乳の抽出方法やにがりの打ち方などを伝授した。

 藤原社長は「宇那志のように軟らかくふわふわしたゆし豆腐を作れるようになった。原材料は大豆とにがりと塩のみ。健康に良く、親しみやすい味だ」と話す。

 商品「ゆしどうふ」は、町内のマルト直営店「とうふ処 豆達人」などで販売中。1パック(320グラム)300円。製造態勢などから1日200パックの限定生産となっている。

 食べるときは、袋のまま5分ほど湯せんすると食べ頃の60度程度になるという。連絡先はマルト食品0223(34)1413。

マルト食品のゆし豆腐。プロジェクトに参加する全国8業者が共通デザインのパッケージで販売する

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